2段圧縮スクリュ冷凍機 iZ シリーズ

  日本機械工業連合会会長賞受賞

iZシリーズは、すぐれた省エネ機器に与えられる賞を受賞しました

創業以来、スクリュ冷凍機のパイオニアとして先駆の精神が受け継がれてきたKOBELCO。そこには、常にお客様の声に耳を傾け、一歩先を行く冷凍機を開発し、ご提案していかなければならないという強い使命感が溢れています。その熱い想い、豊富な経験、先進技術の集大成がまた一つ誕生しました。それが、世界初インバータ搭載2段圧縮スクリュ冷凍機「iZシリーズ」です。インバータの搭載により、これまでの常識を完全に覆す冷凍機史上最大の冷凍能力、そして回転数制御により引き出される抜群の省エネ効果。KOBELCO「iZシリーズ」、今ここにデビューです。

MAXIMUM

冷凍能力40%アップ(当社従来機比較50Hzの場合)

従来の冷凍機は蒸発温度が下がるに従い、冷凍能力も大幅にダウンしていました。「iZシリーズ」は、蒸発温度が下がると、モータやコンデンサに余力が生まれることに着目、その分インバータで増速することにより、持てる能力を最大限に発揮します。また、60Hz地区に比べ、20%もの能力ダウンを余儀なくされていた50Hz地区でも同じ能力を発揮できます。例えば、吸込圧力飽和温度-40℃の時、60Hz地区で約20%、50Hz地区では約40%もの能力アップが可能となりました。(当社従来機比)そのため、他社機より1クラスから2クラス下の機種を選択できる場合もあります。

iz αは温度が下がるほどパワフル回転

RELIABILITY

先進の頭脳 モニター搭載

異常停止したことをお知らせするだけでは物足りない。コベルコはそう考えました。「iZシリーズ」は、各部に設けたセンサーによって冷凍機の運転状態を常時モニタリング。機械の異常を事前にキャッチし、異常停止や故障の前に警報を発信、突然のマシンダウンを防止します。また、運転来歴記憶機能も有していますので、トラブル発生に至る状況を正確に把握でき、スピーディーな解決に役立ちます。

iZ αモニター

SAVING

省エネ35%

「iZシリーズ」は、インバータの回転数制御によって冷凍能力を無段階に制御し、余分な冷し込みを防ぐことによって、抜群の省エネ性能を発揮します。また、従来ピストン弁によって行っていたアンロードを、インバータによる回転数制御とすることで、負荷に応じた最適な運転となるため、大幅な省エネが可能です。例えば、下記のような大幅な電力費削減が図れます。(当社試算 従来比)

制御方法として下記の2モードをご用意。
用途や入力信号の種類によって、使い分けることができます。

●連続制御モード

庫内温度等に応じた信号を入力することで、インバータにより最適な温度となるよう容量制御可能範囲内で回転数を無段階に制御する容量制御モードです。
*庫内温度調節計等からの信号に追随し、容量を最大から最小までコントロールする制御方法です。
 このモードで運転するには、運転状態に応じた、4〜20mAの電流信号を入力する必要があります。

●ステップ制御モード

従来どおりのON・OFF・アンロード信号による制御ができるモードです。「iZシリーズ」では、例えば50%、75%、100%のステップの容量制御が可能です。
*50%、75%の2ステップは可変です。
用途により設定を変更できます。

負荷に応じて優れた省エネを発揮

SOFT START

停止インターバル不要「ソフトスタート機構」

インバータ搭載による効果は、起動時にもあらわれます。従来のスターデルタ起動は、モータの負担が非常に大きく、再起動時10分程度のインターバルが必要でした。「iZシリーズ」は、インバータによるソフト起動のため、このインターバルが不要、クイックな再起動が可能です。
停止したくてもできなかった用途等でも、停止させることができ、より省エネに貢献します。
受電設備のサイズダウンも可能です。

負荷に応じて優れた省エネを発揮